†未来の墓場†
— Future Grave ー
10/17-3 前(10/17-2)
息を切らして駆け上がる。
逃すわけにはいかない!!

恐ろしさはあった。
でもそれ以上の、何かとんでもないことが起こる予感と興奮…

え?

前から後ろから、同じ声が呼びかけてくる。
なに!?これは!!とにかく、ヤバい…!
心臓の音がうるさくて言われたことが頭に入ってこない。
理解するまでの数秒がひどく長い。
何か言わなければ…!!

慌てて流れ出た言葉がこれだ。
終わりだ。
速まる鼓動が、終わりに向かって助走をつけてるみたいだ。
本気で死を覚悟した。
汗が止まらない。
体が震える。
こわい。
とんでもなく危険だ。

つづこはまたこんど
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